第18回 ブラケットのお引っ越し&結札線(ワイヤー)

■□■ 4月17日(木) ■□■ 

診療室に入ると先生に

「今日から始めにこれでうがいをしてくれる?」

と紙コップを渡されました。のぞくと琥珀色の液体が……。

「な、何ですかこれ?」(;°ロ°)

「フフ。簡単に言えば洗口剤なんだけどこれスゴイのよ。とりあえずやってみて!」

とりあえずって先生……、ワクワクとした表情はいたずら好きの子どものようですよ! しかも、そのスゴさを証明すべく、30秒ほどゆすいだら口に含んだ洗口剤をコップに戻すよう指示。ちょっと抵抗があったけど、言う通りにペッと吐いてみたら……

!!(・口・)!! なんということでしょう !!(・口・)!!

液体の中に何やら小さな小さな固形物がたっくさん! 生き物のようにウヨウヨいるのです(汚くてすんません)。ちゃんと歯磨きしてきたはずなのに……。唖然としていると

「これね、歯ブラシでは届かない部分の汚れなの。この洗口剤はそういった汚れを固めて取り除いてくれるのよ」

なんでも主要成分のカテキンが虫歯や口臭の主犯であるたんぱく質を集めて固めてくれるのらしい。液体だからブラシが届かない歯周ポケットにも無理なく届いて汚れを取り去ってくれるのです。しかも、合成界面活性剤は一切不使用。ハーブなどの天然植物由来の成分でできているからお子様も安心!(回し者か?)あ、ハーブアレルギーの人は歯科医に相談してくださいね。この洗口剤の名は「Dr. Wash」と言います。

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どんなに丁寧に磨いてもこれを使うとさらに汚れが発掘される!

お値段は300mlで3,000円強とリナメル並にお高いざますが、エルメスやらディオールやらおシャネルなどの商品を買うことに比べたら、試してみるだけの価値はあるんじゃないでしょうか。うちは夫の主成分がタバコとコーヒーと言っても過言ではありません。しかも齢30半ば。口臭が気になってくるお年頃でもあります。ビビは妻として夫が周囲の方にご迷惑をかけるのを防ぐために買ってしまいました。300mlなら会社に置いてもらっていても迷惑にならないし。内助の功ってやつです★
ここ最近日本もようやく日常のデンタルケア促進に力を入れるようになってきましたが(でも積極的に行っている人はまだまだ少ないと思う)、それまでの長い間御座なりにされてきたのは西洋との習慣の違いだと先生はいいます。

「ほら、欧米の人は頬を寄せ合ったり、キスしたりと顔を近付ける事が日本人に比べて多いでしょ」

確かに! だから欧米ではデンタルケアが発達しているわけです。なんでもかんでも「欧米か!」は賛成しませんが、こと口内環境に関しては日本も欧米化万歳Welcom! でいいんじゃないでしょうか。

さて、矯正について。今回は下前歯2本がやたらと動いたため、真ん中に戻すべくブラケットの位置を変えることに。歯の動きによってブラケットを付け替えることがあるということを初めて知りました。で、それまで装着していたブラケットを取ったのですが、

イターイッ!!!!(>_<;)

付着した接着剤もきれいに取ってくれるわけですが、ゴシゴシと器具でこすり取るしかないから歯に響いて痛いったりゃありゃしない! もう麻酔ナシで歯を抜かれる感じです。

「ごめんね。下前歯が一番痛いのよ」

はい先生、今までの治療の中で一番痛かったです……。
さらに、下の歯は全てのブラケットに細いワイヤーが巻き付けられました。「結札線(けっさつせん)」「結札ワイヤー」などと言うそうです。

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下側のブラケットに巻かれた結札線。そんなに目立ちませんが、束縛感は格別!

このワイヤーでそれぞれの歯の細かい動きを調節していくのだとか。確かに、結札線を巻かれると「締め付け感」が増大します。ブラケットワイヤー交換後の痛みには慣れましたが、結札線の痛みはいまだに続いていて、ほとんどの食べ物をしゃぶりながら飲み込んでいる状態です(>_<;)。そうそう、結札線を巻かれている時の姿って結構笑えます。機会があればかなり自虐的ですが勇気を振り絞って画像をアップしたいと思います。
上側はまたまた前回と同じ太さのワイヤー。

「なんだか物足りなさそうね、ビビさん」

あれ、顔に出ちゃいました? 確かに変化がないのは治療が進んでいないような気がしてちょっと悲しい。

「ビビさんの上側の歯並びはデコボコしていなくてそんなに悪くないの。だから下側のような目立った動きを感じられない分、不安に感じるのでしょうけどちゃんと動いているから大丈夫よ。ワイヤーの太さや硬さも回を追うごとにレベルアップしていくという訳じゃないの。動き方によっては以前の柔らかいワイヤーが再度登場することだってあるのだから」

ワイヤーのレベルが元に戻ることがあるなんて!(・口・) ただひたすら前進あるのみだと思っていたのでビックリしました。先生は私の表情で察してくださいましたが、不安や疑問に思ったことはやはり溜めておかない方がいいみたいです。患者からの質問に面倒臭そうに答えたり、そんな気配を醸し出す医者はいい先生とは言えないでしょう。
さて、次回はどんな治療になることやら。肉を噛みたいなぁ。

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第17回 上下のワイヤーが同じサイズになりました☆

■□■ 3月17日(月) ■□■

 ビビがいつも通り開口するやいなや先生の開口一番は、

「あら~、すっごく動いたわねぇ」

そうなのです。この一か月間の歯の動き具合といったら目でもはっきり実感できるほどでした……といっても下の前歯の話。抜歯してスペースに余裕があることが原因らしいのですが、余りにもスムーズな移動なんで

「おいおい、ちょっと動きすぎなんじゃないの?」

と自分の歯にツッコミ Σ\( ̄ー ̄;) を入れてしまいました。それにしても本当に動いて欲しいのは上の前歯なんだけどなぁ……。

「まずは下の歯がある程度後ろへ引っ込まないと前歯も引っ込むことができないのよ」

と先生。

あ……、そうか、そりゃそうだ!Σ(・口・)
噛み合わせの事を考えれば、下前歯が上前歯の裏にカチカチと当たっているうちはそれが上前歯の可動範囲の限界ということ。冷静に考えればわかることなのにインプラントがフル稼働したこともあってちょっと焦ってしまいました。反省。Eラインでスマイルゲットするにはパーツばかりに意識を集中していてはダメなのです!

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これが前回

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一か月後。下前歯がこれだけ動きました

■ パウダー入りのジェット水流でピッカピカの白い歯に!□

 先生の開口二番は、

「それにしても色素沈着がすごいねぇ」

以前のブログで矯正中はただでさえ色素沈着しやすいと報告し、「ミネラルウォーター宣言(どんな宣言だ?)」をしたビビでしたが、つい3週間ほど前にあるお茶にはまってしまったのです。その名は「ルイボスティー」。南アフリカ原産の赤茶色したこのお茶はほんのりと甘く後味もさわやかで飲みやすい上にノンカフェインと体にもグー(エドはるみっぽいなぁ……)! 娘に飲ませたくて購入してみたのですが、娘よりその母がハマってしまい、ここ10日は水筒に入れて持ち歩く始末。おかげで体の不調はないものの、歯は全体的に茶色っぽくなってしまっていました。

「うーん、こりゃ簡単には取れなさそう。秘密兵器の出番かな」

先生はいったん席を外し、何やら大きな機械を運んできました。

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エアフロー。この先端からパウダーが噴射されます。

「『エアフロー』って、聞いたことある?」

「もちろん!……ありません」

「とーっても小さいパウダーを高圧の空気と水流で歯の表面に吹き付けて汚れを取るのよ。ちょっとしょっぱいけど、効果抜群だから試してみましょう」

どうしてしょっぱいのかと言いますとこのパウダーの主成分が「重炭酸ナトリウム(重曹ってやつです)」だから。巷では重曹がいろんな用途に使えるとブームですが、歯の色素沈着にまで効くとは!
でも実際はパウダーにグレープフルーツのフレーバーを足しているためか、それほどしょっぱく感じませんでした。

「昔は本当にしょっぱかったのよ~。いい時代に体験できてよかったわね」

塩入歯磨き粉が大嫌いなビビにとってはありがたい話です。で、歯の方は……
ものすごくキレイな白い歯になっていました!「どんだけ茶色だったんだ」とまたまた自分の歯にツッコミ Σ\( ̄ー ̄;)。いや~、重曹(のみじゃないけど)ってスゴイ! 最後に口腔内に残ったパウダーがざらつくので水で洗い流してもらいました。いつもより手の込んだ研磨だったので、トリートメントもフッ素もより丁寧に。

■□■ 下側にもチェーンゴムを装着 ■□■

 いよいよワイヤーの装着。今回、上側はまだ前回と同じタイプが有効だということで、ワイヤー新調したのみ(変えない先生もいるのだとか。ヤダー!・(>_<;)・)。下側はそれまで柔らかいワイヤーだったのが、上側と同じ硬いタイプに。加えてブラケットとワイヤーのフックにチェーンゴムもかけられました。こうすることによって、下側の歯が後ろに引っ込みやすくなるのだそうです。インプラントのお手軽版といった感じでしょうか。それにしても歯磨きしにくくなりそう……。
ところでビビには気になることが。下側の両奥歯にはまだブラケットが装着されていないのです。もしかして、不要なのかな?
「いいえ。なかにはそういう人もいるけど、ビビさんの場合は歯の動き具合に合わせていずれ装着してもらうつもり」
ってことはまたあのセパレート処置をしなくてはならないのね……うぅ (≧ヘ≦ ))

 さて、次回はまた新しいタイプのワイヤーになるそうです。ドキドキ。
本日は撮影がなかったので処置後のphotoを自前で用意しようと思ったのですが、なかなか思ったように撮れませんでした(ゴムが半透明なので写りづらい!)。というわけでphotoがございません。ごめんなさい m(_ _)m

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第16回 インプラントがフル稼働開始!

■□■ 2月19日(火) ■□■

前回、上側に装着するはずだった硬いワイヤーが見事に入らなかったため、その夜は枕を濡らしたビビ。さて、今回はどうなるやら……

入った!(>▽<)YES!!

やはり歯は動いているのだなぁと改めて実感。そして今回変わったのはワイヤーの硬さだけではございません。インプラントに引っ掛けていたチェーンゴムが1本から2本に増えたのです(左右合わせると計4本)。
つまり、これまでのインプラントの主な仕事は左右4番目の歯を後ろに下げるのみだったのですが、ゴムを増やすことにより、これからは左右1番から4番計8本の歯を一緒に動かせるようになったのです。

「複数の歯を一緒に動かす」

ビビは素人なので、上の表現では語弊を生じてしまうかもしれませんが、インプラントが矯正治療期間を短縮させる理由はズバリ、これでしょう!
なんでも、歯全体にワイヤーを装着しているもんでつい、常に全部の歯を動かしているように思いがちなのですが、実は、1本1本少しずつ動かしているとのこと。インプラントを併用しない場合、このやり方でいかないと、歯にも大きな負担がかかるからなのだそう(だから平均2年のワイヤー生活なのね、納得)。
ところが、インプラントの処置(歯茎にビスを挿入する)を行えば、そのビスを軸にゴムを引っ掛けて引っ張ることで、複数の歯を動かすことが可能になるのです。どうして複数の歯を動かせるのか、その理論を正しく説明する技量をビビが持ち合わせているワケないので、割愛いたしますが、結果のほどはblogで包み隠さず公表していこうと思います。

頼むよ~、通常の治療費に+6万(税抜き★)上乗せしているんだからっ!

ちなみに、下側のワイヤーはまだ柔らかいものを装着。前回、ブラケットに引っ掛けられたゴム(抜歯による歯のライン崩れを防ぐため)を今回も入れられましたが、ほんの少しだけだったのでホッ(*´ο`*)=3 この一か月、歯磨きが大変だったもの。

■□■ 自分でできることとは? ■□■

 矯正治療中の方も迷っている方も、「早く終わらせたい!」という気持ちは共通していると思います。というわけで、自分でできることはないか先生に尋ねてみました。

・虫歯を作らないようにする

・治療の経過に伴って出てくる家庭でのケアを怠らない

・診療の予約日時を守る(←意外と守れない人が多いらしい)


以上、3点が患者全員に共通することだそうで、ビビのような出っ歯さんにはプラス

・唇を意識して閉じるようにする

も効果があるそうです。

「唇圧って侮れないのよ。あごが梅干しちゃんになってもいいから閉じるようにしていてね」

とも言われました。
いつかこの梅干しが消える日が来ると信じて頑張るぞ~!

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左側。ワイヤー(3番の歯辺り)と4番の歯のブラケットにフックがありゴムでインプラントと連結してます。

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右側。こちらも同じ(こっちの方がわかりやすいかも)。

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正面。上が硬いワイヤー。下が柔らかいヤイヤー。写真ではその違いが伝えられないっ!

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第15回(後編) 下側にゴムを装着!

- AM10:30 (6Fにある一般歯科へ)

いよいよ抜歯。

「虫歯じゃない歯を抜くのはもったいないけど仕方ないもんね」

と、担当の先生がおっしゃるもんだから、思わず「ごめんよ」と抜かれる歯に心の中で陳謝してしまったじゃないの! でも、この先生、抜歯は本当にウマイのです。またしてもいつの間にか抜かれて縫合されてました。抜かれた歯はこちら。

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1円玉の直径は約2mm。案外ロングです。

な、長い!!(゚ロ゚屮)屮

そして、思ったよりできているスキ間にビックリ&爆笑! これが上の歯だったら体を張って笑いを取りにいっている感じである……。

- AM11:00 (5FのE医院へ戻る)
 
先生やスタッフの方に「おかえり~」「お疲れ様でした」と言われて診療室へと案内され妙な気分。衛生士さんにいつものクリーニングを行っていただき、いよいよ新しいワイヤーを装着します。確か、今回から素材が硬くなるのだったよね。触らせてもらったのですが、これまでは指先で簡単に曲げられたのに、新しいのはその程度の力では曲がりません。

「それじゃ、入れてみましょう」

と・こ・ろ・が……

入らなーいっっ ( ̄Д ̄;) ガーン( ̄Д ̄;) ガーン( ̄Д ̄;) ガーン

 そうなんです。上も下も硬いワイヤーがなかなか通ってくれないのです。

「うーん、まだ若干ラインが乱れているみたいね。無理はしない方がいいから、このワイヤーは次回に見送りましょう」

というわけで、これまでの柔らかいワイヤーで前回よりやや大きめサイズのものを入れることになりましたとさ。うぅ、ちょっとくやしい。

■□■ なんだ、なんだこのゴムは? ■□■

 下側にワイヤーを通した後、先生がゴムを使って何やらブラケットとブラケットを結んでいるような作業を行っていました。

「先生、何やってんですか?」

「あぁ、抜歯によってスキ間ができたから、他の歯のラインが乱れないようにゴムで固定しているの」

そのくらい、歯というのはスキあらば好き勝手に動いてしまうのらしいです。で、仕上がりはこんな具合。

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前にもまして巧妙に食べカスが入り込むように……。

ゴムをひし形状にしてブラケット同士をがっちりつないでいます。微動すら許すまじという感じ(笑)。
 さて、このゴムなんですが、食べ物がさらにひっかかるようになってかなりうざったい! 歯磨き所要時間が5分プラスされました。嗚呼……。
 次回こそは硬いワイヤーが入りますように。歯の動き具合、これって自分の努力次第でどうにかなるもんなのでしょうか? この辺についても確認してみようと思います。
(後編了)

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第15回(前編) ラスト一本、抜歯完了!

松の内はとうに過ぎてしまいましたが、明けましておめでとうございます。本年もメリメリとワイヤーを締めてまいりますので、宜しくお願いします!

■□■ 1月15日(火) ■□■

 新年最初の定期診療は下前歯の抜歯! 初っぱなから猛ダッシュするビビ。だって、これで(一応)抜歯完了なんですもの。苦手な処置はちゃっちゃっと終えてしまいたいじゃないですか(笑)。さて、この日は矯正治療も予定していたので、午前中は歯科医院に缶詰。それでは時系列でレポートいたしま~す!

- AM10:00 矯正歯科E医院着
 
ワイヤーをしたままだと抜歯できないので、ワイヤーを外してもらいます。抜歯する歯がすぐにわかるよう、その歯のブラケットも外してもらいました。特にビビのようにイレギュラーな歯を抜く場合、間違えられたら大変! ちなみに、普通は上下共に正面中央から左右それぞれ4番目の歯を抜歯します。ビビの場合、かつてのインスタント矯正(第1回をご参照ください)で下の突出していた前歯を1本抜歯されているため、治療の経過を見ながら抜歯すべき歯を見極めていこうということになっていました。その結果、下の左前1番の歯を抜くことになったわけです。

「ビビさん、治療についてお知らせしておきたいことがあるのよ」

と突然先生に言われ、ちょっとビビる(;°ロ°)へたれなビビ。

「抜いた歯の幅が上下で異なるのよ」

「はぁ……?」

普通は上下左右4番の歯を抜歯するため、それぞれの歯の大きさ(幅)はほぼ同じなのですが、ビビのように上はそれぞれ5番、下はそれぞれ1番では歯の形も大きさも違うということなのです。

「上5番目の歯の幅は約7mm、でも下1番の幅は約5mm。つまり、基本的には5mmしか歯を動かせないのね。でもそれじゃ上に2mm分のスキ間ができるし、下の前歯は根元に向かって先細りの形状だから、まっすぐに並んでも根元がスキっ歯になっちゃうの」

えぇっ!(;°ロ°) アーンド、がびーん!(>_<;) 先生、またまた聞いてないよ~っ!

「せっかく歯並びを綺麗にするために治療しているのにそれだと納得いかないでしょう。だからね、下前歯2本の上部を少しやすりで削って2mmの差と根元のスキ間の帳尻を合わせていくことになると思う。実際削るかどうかはまた経過次第なんだけど」

な、なーんだ。ちゃんとプランが用意されていたのでした。ホッ! ちなみに下の歯の神経は上部にまで届いていないので、そこを削っても痛みは生じないそう。またまたホッ! 先生の巧みな話術(?)に翻弄されたビビでした。

 本音で言えば、そういうことも含めてカウンセリング時に伝えてもらいたいところですが、これまでの治療経過や先生との会話から歯の動きは人それぞれで、その都度、個人に合わせた処置が必要となることもしばしばあるのだという事がなんとなくわかってきました。初診時のカウンセリングで一概に伝えられる事なんて実はものすごく限られているのです(断言しちゃっていいのか?)。
 治療を気持ちよく円滑に進めていくために患者自身ができるのは、「どうしてその処置が必要なのか」など、疑問に思った事はちゃんと口にして一つ一つの処置に疑問を残さないことなのではないかと思いました。「先生、先生」と任せっぱなしにしすぎたり、「そんなの聞いてません!」といちいち目くじらを立てるのではなく、対等な立場を心掛けたいもんです。それで先生がご機嫌斜めになるようなら転院もやむを得ませんが、幸いE先生はわかるまで嫌な顔一つせずに説明してくれるので三たびホッ!
 
  ワイヤーを外し、治療計画を聞いたビビは抜歯すべく、ひとまず、一つ上の階にある一般歯科に向かったのでした。
(前編了)

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第14回 上側のワイヤー、2段階アップ!

■□■ 12月17日(月) ■□■

 今年最後の定期診療。その度にワイヤーをより太いものへバージョンアップさせていくのですが、前回、下側は現状維持となりました(ワイヤーは新しい物に変えてもらいました)。今回は上下共にアップ。しかも、上側のワイヤーは2段階太くなりました。太くなったといっても0.01インチ(約0.25mm)前後の世界なので見た目に大きな変化はありません……というか慣れちゃいました。正直なところ、一番最初は「え、これからどんどん太くなるのー? 聞いてないよーっ!」と思いましたが(苦笑)。
 そして、チェンジ後2~3日は締め付け感があるので、やはり固いものはうまく食べられません。ちょっとツライけど、着々と治療が進行していると思うことにしよう(随分、前向きになったもんだ)!

「次回から上はより固いワイヤーになるからね」

「え、そうなんですか。あの、太さは……(一応、気にしてみる)?」

「変わらないわよ(笑)」

ワタクシ、矯正前は矯正治療というのはワイヤーをただただ締め付けていくだけだと思っており、ワイヤーに色んな種類と段階があるなんてつゆ知らず。治療の過程でワイヤーが太くなる事は寝耳に水でしたが、見方を変えれば、歯を動かすのはそれだけデリケートな所行ということ。歯列矯正というのはやはり、医療であり、専門職なのだということも改めて実感いたしました。

■□■ ステイン(着色)の理由 ■□■

 ここ最近、確実にステインが目立ってきているので、クリーニングをしてくれる衛生士の方に思いきって打ち明けてみました。

「歯磨き粉はリナメルを使っていますか?」

YES! この『アパガードリナメル』

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『アパガードリナメル』2,000円也。確かに歯はブラケットも取れてしまうくらいツルッツルに!


と言う歯磨き粉は先生のおすすめで使い始めたのですが120gでなんと2,000円という歯磨き粉界のシャネルなんざます。

「コーヒーやお茶をたくさん飲む方ですか?」

YES,YES,YES!! ビビはコーヒー中毒なのです。衛生士さんは得たり顔でおっしゃいました。

「リナメルは歯のエナメル質を構成する成分とほぼ同じ成分が配合されていて、歯自体にはとてもいいのですが、一般のほとんどの歯磨き粉に配合されている研磨剤は配合されていないんです。ステインの原因の一つはそこにあると思います」

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「研磨剤無配合」の表記

何でも研磨剤はステイン除去には有効なのですが、要は歯を研磨するわけですから、歯そのものには実は負担がかかっているのです。矯正中の歯は24時間ワイヤーで締め付けられ、それだけでも大変な負担を被り続けている。そこに毎日研磨剤入りの歯磨きを使ったら……。だから先生は矯正治療中の患者さんには研磨剤無配合で歯にとってプラスな成分ばかりが配合された『アパガードリナメル』をおすすめしているのだそうです。

「だけど、医院ではステインの除去もやってくれるんでしょ?」

とお思いになったあなた! 鋭いご指摘ありがとうございます。医院でのクリーニングは仕上げに必ずトリートメントを行います。このトリートメント剤には『アパガードリナメル』の2倍の成分が配合されており、完全プロ仕様。これでステイン除去のために研磨した部分をケアしているのです。
加えて、ビビは歯磨きの仕上げにフッ素剤

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フッ素剤には苺、レモン、グレープなど色んなフレーバーがあります

を塗布しているのですが、このフッ素剤に配合されている「フッ化第一スズ」

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この「フッ化第一スズ」もステインの一因

もステインの一因なのだそうです。

そういうわけでビビに出来るステイン防止対策は

「コーヒー、お茶を大量に摂取しない」

くらいでしょうか。その分、ミネラルウォーターに走ります! ちなみに『アパガードリナメル』は歯科医院やネット通販で購入できます。

 2008年の初診療は1月中旬。下の前歯の抜歯からスタートすることに。これで抜歯もおしまい(にしたい)。抜かれる前歯ちゃんにはその日までにいろいろな物を噛ませてあげようと思います(笑)。
厄除けに今年最後の矯正スマイルを載せておきまね(苦笑)。
初めてブラケットが着いた頃と比べたらやはり少しづつ動いているようです。

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4カ月前と比べて右前歯が引っ込んだように思えません?

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8月、初めてブラケットを装着した頃のものです

それでは皆様、よい年をお迎えくださいませ。来年もどうぞよろしく!

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第13回 上側一番奥にもブラケット装着!

■□ 苦手なセパレート処置のはずだったけど… □■

11月12日(月)

 上の歯の一番奥にバンドを入れる為、下準備「セパレート」の処置をしていただきました。さあ、また一週間の辛抱だ! でも、前回の不快感を大袈裟にイメージしていたせいか、思ったより違和感がありません。3日後にはゴムが挟まっている感覚すらなくなりました。

「なーんだ、楽勝★」

とビビは浮かれておりましたが、それもそのはず……。

■□■ 発覚! 楽勝だった理由 ■□■

11月19日(月)

 セパレートのゴムを取ってバンドを入れ、ブラケットを装着する日が来ました。2日前の土曜の夜、フロスをしている時に右上のゴムが外れてしまったのですが、検診が近かったので「ま、いっか」とそのままほったらかしにしておきました(こうやってズボラになっていく)。

「先生、というわけで右上にゴムはありませんから」

「オッケー、5日間入っていたのだから大丈夫でしょう。じゃ、左側のゴムを取るので口を開けてください」

はい。アーン

「……ビビさん、左側のゴムはとっくに外れていたみたいよ」

え、え、えーっっっ!!! (゚д゚;) それならゴ、ゴムはいったい何処に行ったの?

「食べちゃったんだろうねぇ」

そ、そんな……( ̄▽ ̄;)!!ガーン

「あ、でも有害な物質じゃないから、大丈夫よ。ただ、バンドが入るかどうかが心配ね」

もし入らなかったら一週間のロス。自分のめでたさにバカヤローっ!

結局、なんとか無事にバンドは入り、ブラケットも装着できました(ホッ)。まさか大人になってゴムを食べるとはなぁ……。

■□■ 矯正のセオリー:「まずはラインを揃える」 ■□■

 さて、前回気になっていたこと

「どうしてインプラントをしていない下の歯が先に動いたのか?」

について聞いてみました。

「出っ歯さんの場合、まず歯並びのラインを整えることから始めるの。引っ込めるのはその後ね」

私の場合、上の前歯2本は確かに出てはいるのですが、全体的な歯並びのラインはそれほど乱れていないのだそう。一方、下の歯は前歯2本のうち1本は若かりし頃の矯正で抜かれ、もう1本は矯正したにもかかわらずアフターケアがなってなかったが為に突出していて、ラインも乱れているという有り様。

「どうしてもデコボコしている歯の方が動きが分かりやすいので疑問に思うのは当然。でも、上の歯だってちゃーんと動いているから安心して」

と先生は不安を取り払ってくださいました。また、現在、上の歯に課せられている最重要任務は4番目の歯を後ろに引っ張ることなのだそうです。写真を見ると確かに上の歯も抜歯の隙間が狭くなり、それぞれの歯にも隙間ができています。

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上側。全ての歯にブラケットが装着されました。歯も少しずつですが動いています。

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下側。一見キレイに並んでいるようですが、数が左右対称ではありません。

■□■ 下の歯の抜歯 ■□■

 一見するときれいに並んだ下の歯たち。カウンセリング時から「歯の動きを見ながら、時期が来たら抜歯しましょう」と言われていました。でも、とってもいい感じで収まっています。なんだかこれでOKな気がしてきました。抜かなければ、抜歯代1万円の節約にもなるし!(矯正に関する抜歯は保険がちーっとも効きません)

「あのぉ、下の歯はやはり抜かなくてはいけないんでしょうか?」

先生はどれどれと私の歯の噛み合わせを見ていきます。

「上の歯をきちんと引っ込めたいのであれば、抜くことをお勧めするわね。もともと既に1本抜いて欠けているわけだから、噛み合わせのバランスから見ても抜いた方がいいと思う」

なるほど。私の矯正目標は「脱・出っ歯」であって「歯並びがキレイな出っ歯」じゃないのだ。ついつい節約主婦の性でケチなアイデアが頭に浮かんでしまった。自分に喝! ちなみに、抜くのにベストな歯は「突出していた歯」だそうです。

 そして、診療も終わる頃、

「ビビさん、残念だけど上の歯3番に虫歯を発見しちゃった。もう少し隙間ができたら、治療してね★」

Σ( ̄ロ ̄lll) ガビーン……

この先、歯が動く度に虫歯が「こんにちは!」なーんてことになったらどぼじよーっっ!!

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第12回  試練再び!!(後編)

■□■ ジンジンジーン! 痛みと驚き ■□■

11月5日(月)

 ワイヤーを太くした当日は「お、締め付けられてる!」と余裕があったのですが、翌朝から上の右4番が容赦なくジンジンと痛-い、痛-い。!!(>_<;)!!

もしかしてまた虫歯?

恐る恐るデンタルミラーで確認してみたけど、虫歯らしきものは見当たらない。そういえば、以前先生から「全部の歯が痛いという人もいれば、一つの歯だけが極端に痛いという人もいます」と聞いていた。これって後者のことなのかなぁ? とりあえず、2~3日様子をみることに。普通にしていればなんともないけど、歯に何かが接触すると悶絶するほどの痛さなのでございます。結局、痛みが完全に取れたと思ったのは本日5日。ワイヤーを入れ替えて一週間が経過していました。

また、この日、下の歯ならびがきれいに揃いつつあることを発見! 見比べてください。

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Photo124

明らかに動いている!

1つ飛び出ていた歯が引っ込みつつあるのです。嬉しいヽ(^◇^*)/ 私は嬉しさのあまり、「早くきれいに並んでね」という気持ちを込めて下前歯を軽く(?)押してみました。すると

グラッ

え━━(゚Д゚;)━━つ!

なんと手動で動くじゃないの! グラッって音がしただよ!! これまで意図的に押してもウンともスンともオッスヾ(^∇^)とも言わなかったのに……。想定外の現象に私は思わずつばをゴクリ。ビックリすると人は本当にこういう動作をしてしまうようです。さて、どうしたものか。すぐに先生に相談すべきか否か……次回検診まで1週間なので様子見することにしました。その間は余り固いものは食べないでおくことにします。

■□ 連続して事件発生(ちょっと大袈裟か)!□■

11月9日(金)

 
6日の朝から、今度は右下4番が痛-い。!!(>_<;)!! 上の歯の痛さに比べたらマシだけど、やはり何かが触れるとジンジンするので柔らかいものしか食べられません。3日経った本日にはだいぶ治まりましたが、違和感は健在ナリ。これってやはり歯が動いている証拠なのでしょうか? そう思って、その4番の歯を押してみたら……

やっぱり動いたヽ(*゚O゚)ノ

奥の方の歯だから、軽く押したくらいじゃ動かないと思っていたのに。これって順調なんだろうか、ヤバイんだろうか、私にはわかりません(泣笑)。でも、確実に動いているのは間違いない。自分の体にアンビリバボー!

ところで、新しい疑問も沸いて来ました。引っ込めたいのは上の歯なのに、どうして下ばかり動くのだろう。ちなみに上の歯も押してみましたが、動きやしません。12日にセパレート処置で医院に行くので、聞いてみようと思います。

☆☆☆ 今回の蛇足情報 ☆☆☆

そぼろは歯の隙間、バンドの隙間に巧みに入り込む精肉業界のエスパー伊東
パスタも歯磨き時に麺が長い状態で検出されることが多々。
・どんなに気をつけてもクロワッサンはブラケットの隙間に収まる宿命のようです。

(第12回END)

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第12回  試練再び!!(前編)

■□■ 「この食べカスしつこいなぁ・・」 ■□■

10月26日(金)

  就寝前の歯磨き時、「この食べカスしつこいなぁ」なんて思っていたら、なんと下側の右4番についていたブラケットが外れていたのでした。

Photo121

ブラケットが外れたのは2回目。前回は「歯がつるつるしていたから(←注:とてもいいこと)外れてしまった」わけだが、今回も~? でも、29日(月)が定期検診日なので、このまま放置することにする。

■□■ 定期検診当日 ■□■

10月29日(月)

 定期検診。ブラケットが外れたことを報告。先生がどれどれとビビのお口をチェック。

「あら~、すっごく動いたわね。だから、外れちゃったのかも!」

え、ほ、本当!? だとしたらとても嬉しいっ! \(>▽<)/ YES!!!!

歯の場所や動き方にもよるそうだけど、これもブラケットが外れてしまう原因の一つなのだそう。ということはこれからも外れる可能性はあるわけだ。

「もしまた外れたら、すぐに来た方がいいですか?」(←面倒くさい)

「検診を3~4日後に控えているなら急ぐ必要はないけど、そうでない場合はなるべく早く来てもらった方がいいわね。」

 そしてもう一つ気になることを聞いてみました。

「先生、私、なんだかスキッ歯になった気がするんですけど……」

前回、オーバーブラッシングを続けていると歯茎がやせちゃうよ、と注意を受けたので気をつけていたつもりだったのに、明らかに歯間が広がっているのです。

「歯の動きにともなって一時的にそういう状態になったりもするわね。出っ歯さんやデコボコ(乱杭歯)さんだと、ノーマルな状態より歯茎が余計についてしまっているからね」

そ、そうなのかー。ちょっと安心。

「でも、オーバーブラッシングにはくれぐれも気をつけてね」

はいっ、仰せの通りに!

■□■ え、またセパレート(;°ロ°)??? ■□■

 クリーニングを終え、ワイヤーも上下さらに太くなりました。上側なんてこれまで円形だった断面が四角になったせいか、よりパワーアップした感じ。

「ビビさん、今日は一番奥にもブラケットを装着する予定だったけど、詰め物の面積が広いからブラケットだとまたすぐ外れてしまうから、バンドを装着した方がよさそう」

「そうですか(じゃ、お願いしまーす★)」

「バンドを入れる場合は、セパレートをしなくちゃいけないのよ」

えっえーっっっ!!!!!!

あの小さな小さなゴムを歯間に入れて少しづつバンドが収まる程度の隙間を作っていくという「セパレート」は、これまでで最もはがゆくて不快な処置。それをまたやるなんてーっっ!! (o_ _)o

「今日ワイヤーを太くしたから、2~3日は歯が痛いかもしれない。それに加えてセパレートなんてつらいでしょ。だから、2週間くらい間を置いた方がいいと思うのよ」

確かに、ワイヤーをチェンジした数日は物が噛みづらいのです。食事中以外は痛くもかゆくもないのですが、「噛む」という作業をするとジンジンするので、2~3日は離乳食みたいな物しか口にできません。その上セパレートなんて! いくらMっ気のある私でもちょっと遠慮したいところ。

「2週間後でお願いします」

なんだか自分に負けた気分だ……。

帰りに前回受けた口輪筋のトレーニングに効く早口言葉表をいただきました。以下のフレーズ(一部抜粋)を丁寧に歯切れよく発音するのがコツです。

・ありさんあつまれアエイウエオア
・かにさんかさこそカケキクケコカ
・さかだちさかさまサセシスセソサ……

あぁ、なんだか北島マヤ(『ガラスの仮面』のヒロイン)になった気分! でも矯正装置が入っているせいか、思ったよりうまく発声できません。学芸会以下な感じです……。

Photo122
ワイヤーを外したらこんな感じに。

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第11回 下側にもブラケット装着!(後編)

■□■ コツは毎日コツコツ続けること!■□■
 
 
歯並びだけではなく、口元も美しくなりましょう。
というわけで、口輪筋(口周辺の筋肉)のトレーニングも受けてまいりました。実はこの口輪筋を鍛えることで得られるメリットは盛り沢山!
 筋力がついて唇をちゃんと閉じられるようになると、これまで意識しないとできなかった鼻呼吸が無意識にできるようになります。鼻呼吸なら空中を漂うウィルスやほこりを吸い込んでも、鼻毛などがフィルターとなり、器官に入る確率が口呼吸に比べると激減するのです。つまり、病気にかかりにくくなるという訳。
また、口臭や口内炎、のどの痛みも改善されます。これらは口呼吸による、口腔内の乾燥が大きな要因なのだそう。さらにさらに、アンチエイジングの大敵、たるみ・二重あご・ほうれい線・首のシワにも効果が発揮される……といいことづくし!
 特にお年頃(33歳)のビビにとってアンチエイジングはここ数年の座右の銘といってもいいくらい。久々に全身の神経を集中してレクチャーを受けました。

 
まずは唇圧を測定。唇に測定器をくわえ、それを上下でしっかり30秒間ホールドします。これ、ビジュアル的にも体力的にも結構キツイ(だから写真でお見せできなくてスミマセン)!
 測定器をくわえながら唇をタコのようにとがらせた姿は美と対極にいるようなものだし、次第に唇が疲れてきてプルプル震え出す始末。これじゃドリフだよ。頼むから誰も入って来ないで! と心臓もドキドキ。さて、肝心の結果は……30代の女性なら5~10NN=ニュートンという単位)欲しいところ、ビビはなんと、1.!!!!(>_<) これってつまり、私の口は締まりがない、ということ???? でも確かに、前歯が出ているから口を閉じづらく、油断しているとポカンとアホ面になっていることはしばしば(特に睡眠時)。トレーニング頑張らなくちゃ!


 表情筋トレーニングの手順は以下の通り。


1.
肩と首のストレッチ

(肩):両腕を90度に曲げて拳を作り、胸を思い切り張って肩甲骨をできる限り閉じる。


(首):片方の手を頬に当てゆっくりと押しながら首を伸ばす(左右交替で)。最後に両手を鎖骨に当て、顔を上に向けて首を伸ばす。


2.
一二三体操(ひふみたいそう)


(鼻から息を吸って)「ひぃ~」と声を出しながら口を大きく横に開く。次に「ふぅ~」の時は唇を思い切り突き出す。最後、「みぃ~」も口の動きは大きく。ここで息を吐ききる。吐き切ったら、鼻から息を吸って「ひふみ」を繰り返す。息を吸う時はお腹を意識して腹式呼吸で。


以上……あら、ものすごく簡単ね!
 と思っていたら


100回繰り替えしてくださいね」(゜д゜;


と言われました。しかも


「表情筋トレーニングは毎日行わないと効果が出て来ません」


とまで!
 なんでも、顔の筋肉は手足などの筋肉と種類(?)が異なるようで、1日おきとか週に2~3回とか毎日100回のところを10回という調子ではなかなか効果を体感できないのらしい。でも、毎日100回なんて、ビビには無理(キッパリ)!


「では『パタカラ』という器具を使ってみますか?
 ぐっと時間が短縮されますよ」


「え、パタリロ?」


「パタカラです……」


衛生士さんが見せてくれたパタリロ、ではなくパタカラとは弾力性のある樹脂で作られたリップトレーナー。

詳細はこちら。
http://www.patakara.com/


これをくわえて、器具についているつまみ部分を上下左右に引っぱって筋トレを行っていくのですが、唇圧
1.5Nのビビにはくわえることすら一苦労。ちょっとでも引っぱるとスポッとパタカラが外れて飛んでってしまいそう。


「でも次第に筋力がついて慣れてきますから」


「あの、パタカラを使用した場合は1日何回くらい行えばいいのですか?」


「できれば5回はやって欲しいですね」


100
回から一気に5回とは恐るべしパタリロ、いやパタカラ! ただこちらは有料。お値段は種類によって異なるようですが、大体5,000円前後のようです。とりあえず、1カ月は「一二三体操」を頑張ってみようと思います(100回は無理だけど……)。

1010日(水)


やっぱり
100回は無理だー!!!!ってことで20回、できたら30回で続けています。効果はいまだ実感せず。もったいぶらずに買っちゃおうかな「パタリロ」、いや「パタカラ」。

 ちなみにこの「パタカラ」、ネーミングの由来は脳硬塞など脳血管障害によって起こる発音障害や嚥下(えんか)機能障害のリハビリで行う発声訓練の発声音「パパパ、タタタ、カカカ、ラララ」にあるそうです。

Photo113_2
パタカラ装着中。結構キツイです(ビジュアル的にも……)


■□■「一二三体操」その後……。■□■

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