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2007年6月

第3回 無料カウンセリング ~ぶらり歯科医院の旅~(後編)

舌側矯正が売りのD医院(銀座)は5つの医院の中でも特殊でした。
まず、個人情報保護法に基づき、受付けで番号札を渡されます。患者さんは「番号札○番の患者様」と呼ばれ、待ち合い室で名前が呼ばれる事は一切ありません。診療システムはアメリカ式を採用しているとのことで、先生は患者の治療に専念すべく、無料カウンセリングは「デンタルコーディネータ」という肩書きの方が行います。D医院の治療システムや料金の説明を一通り終えた後、

「何か質問はございますか?」

と尋ねられました。

「あの、私の歯並びをチェックしたりしないのですか?」

「正確な診断は精密検査をした上で私共ではなく先生が判断することなので。でも、先生はほとんどの方を舌側で行ってますし、治療期間も表側と変わりませんよ」

そして、D医院の先生の著書をいただき帰路につきました。先生曰く、

「矯正歯科の先生はもっと矯正治療に専念すべき。技術は日進月歩だというのに、虫歯の治療なんてしている余裕はないはず!」

確かにその通り。私が伺った医院で虫歯の治療も行っているのは1箇所だけでした。ですが、先生曰く(次のセリフ)はちょっとひっかかります。

「患者の方々も受け身ではなく、わからないことは積極的に質問をしてメモをとって欲しいです」

D医院の無料カウンセリングの内容だとそれはちょっと限界があると思うんですけど……(精密検査を受けた方のみを対象に言っているのかなぁ)

最も消化不良の状態にさらされた医院ではありましたが、「舌側矯正」が主流なのは私にとって抗い難いほどの魅力……。費用はやはり軽くK点超えしたものの、上の歯を舌側、下の歯を表側の装置にすればギリギリセーフとのこと。


■□■つ
いに見つけた(?) 運命の医院■□■

  無料カウンセリング最終日、頭も胸もD医院のことで一杯の中、スマイルゲットのWebカウンセリングで最も好感触だったE医院(銀座)の扉を叩きました。白を基調としたモダンで清潔な待ち合い室、親切な受付、アロマのかほりに心和むBGMは他の医院と同じでしたが、1つだけ異なる点がありました。

お子様グッズ(色鉛筆、画用紙、オリガミ、パズル、絵本etc.)がある!!

Photo31


案の定、当日は幼稚園児くらいの男の子がせっせと画用紙に大作を描いていました。そういえば、ここの先生はご自身も子を持つお母さん(矯正経験者でもあります)。子連れでも通えるように配慮してくれているのです。当然、トイレにはオムツ交換用シートが設置してありました。こんな私でも一児の母、まだ先生とご対面すらしていないのに「ここに通いたい!」と思ってしまいました。

「ビビさんこんにちは」

先生が笑顔で出向かえてくれました。診療室に案内され、まずは口腔写真の撮影。4回目ともなると慣れたもので、口の中に入れる器具もスムーズに受け入れられるようになっていました(笑)。
そして、場所を変えて先程撮影した写真をもとにカウンセリングの始まり、始まり~。

Photo32

「ビビさんは確かに前歯が出ているけれど、本当の出っ歯さんではないみたいよ」

そんな風に言われたのはここが初めて。(私は出っ歯さんワールドにおいてもB級もしくはなんちゃってキャラなのか?!)

「顎の骨自体は出ていないということ。奥歯の噛み合わせはわりと正しい位置にあるしね」

先生は歯の模型を使って真正出っ歯(?)とされる口の様子を再現してくれました。つまり上顎と下顎の骨格自体がずれているのです。

続いて治療方法の話。これまで全ての医院で前から4番目の歯の抜歯を勧められました。E医院も抜歯という点では同じでしたが、抜歯する歯の位置が異なっていました。

「私はなるべく状態の良い歯は残しておきたいの。ビビさんの場合はどちらも5番目の歯に被せものがしてあって4番目は無キズ。こういう場合は5番目を抜歯した方が今後の事を考えてもいいと思う」

「今後の事を考えて状態の良い歯を残しておきたい」

先生の思いやりがまたまた私のハートに響きました。そして肝心の装置はこちら。

Photo33

舌側のように「矯正治療をしていることすらわからない」という訳にはいかないけれど、現在主流のセラミックブラケットよりさらに目立たない気がする!「マルチブラケット法 クリアースナップシステム」と呼ばれるこの装置のシステムはデーモンシステム(主な特徴に治療期間の短縮とワイヤー痛の緩和など)と同じなのですが、デーモンの最大のデメリット「メタリックなため目立つ」を解決したものなのだそう。お値段もギリギリ予算内。先生の温厚なキャラも手伝ってか「この程度(の目立ち)ならいっか!」とまで自分を丸くしつつありましたが一応、精密検査の予約はまた日を改めて、ということでE医院を後にしました。

先生との相性や院内の雰囲気を鑑みるとダントツでE医院なのですが、もっとも目立たないのは舌側矯正。私はD医院とE医院の間で揺れていました。D医院に「なんとか先生とお話できませんか」とメールを送信してみましたが、「精密検査をお受けいただければお話する機会はございますよ」とのこと。ってオイ、精密検査には、

63,000円(税込★)もかかるんですけど!

だけど、まだこの時点での私は「どーしても目立ちたくない」というのが矯正歯科医院選びの最重要ポイントだったため、D医院の連れない返信文を「治療未決定の患者とは話す暇もないほど忙しい=人気で信頼できる医院」と無理矢理ポジティブに捉えて、D医院へ精密検査を申し込んでしまったのでした……。

次回は「精密検査&ようやく医院決定」エピソードです。

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第2回 無料カウンセリング ~ぶらり歯科医院の旅~(前編)

歯列矯正を始めると決めたら、次なる決断はどこの歯科医院にするか
私はまず、スマイルゲットを始め、いくつかの医院紹介機関にメンバー登録しました。その際、自分の希望も伝えました。その主な内容は以下の通り。

・ 自宅から通い安い場所
(「面倒」が服を着て歩いているようなもんなので、例え月一回の治療でも乗り換えなどをしたくなかった)

・ 目立たない矯正装置
(目立つのがイヤでここまで歳喰っちゃったんだもの。20年以上のコンプレックスに敬意を表して(?)こだわってみた)

・ お手頃な費用
(「目立たない装置」を希望していたのでそれなりの料金が発生する想定はしていたけど、一応)

翌日にはそれぞれの機関から私の希望に沿った医院を紹介していただきました。各医院の紹介記事やHPを見て検討を重ね、5つの医院をピックアップ。そして、Webカウンセリングで初ご挨拶。

Webカウンセリングではこれまで抱いてきた歯の悩みと矯正装置に抵抗があること、なるべくコストを抑えたいということを強く訴えてみました(「どーしても目立つのがイヤなんですけど、装置だけで100万超えるのは困るんです~」というような事を記載)。
ちなみにスマイルゲットのWebカウンセリングでは顔写真を添付することも可能です。私も一応、デジカメと携帯を使って撮影してみたのですが、口を強調しすぎたためか……

怖い&ものすごいぶっさいクイーン!(゜д゜;)

これは間違いなく「迷惑メール」になると思い、写真添付はやめておきました(後日、先生に尋ねたところ、「口の状態がわかればいいのよ」と優しく諭されました (^^ ;)。
私はWebカウンセリングを通してさらに医院を3つに絞りました。そして、友人に紹介してもらった医院と舌側矯正が売りと思しき医院を加えて、計5カ所で無料カウンセリングを受けることにしたのです。


■□■
私の望む治療をしてくれる歯科医院はどこ?■□■

訪れた医院はどれも、一般歯科に比べて「病院」臭くないのにはビックリしました。白を基調としつつも、漂ってくるのはアロマのかほり……みたいな。また、ふかふかの絨毯に座ったら眠ってしまいそうなソファ「ここは三ツ星ホテル?」と錯覚しそうになる医院もありました。院内のほとんどがヒーリングミュージックやクラシックをBGMにしていて、受付けの方も皆さん笑顔で「こんにちは」とご挨拶。

5カ所中、4カ所の歯科医院でまず口腔写真を撮影。この時に使用したカメラがこちら。

Photo21_3

レンズのダイヤルに「DENTAL」の表示があり、口の中が鮮明に撮れるように開発された特殊レンズ(フィルターかもしれません)のようです。フラッシュも普通のものと異なるそう。
その後、カウンセリングルーム(もしくは診察室)にて、さきほど撮影した口腔写真をパソコンのモニターに表示してカウンセリングが始まります。

Photo22 Photo23_2
口の中に透明の器具を入れてます。ステインがびっしり(恥)

スマイルゲット以外の矯正歯科情報サイトで紹介してもらったA医院(上野)、同じくB医院(銀座)、友人に紹介してもらったC医院(青山)では、先生はどなたも穏やかな方(ちなみに全員男性)だったのですが、私も緊張していたのでしょう。会話と会話の間に生じる「シーン」という沈黙が痛かった(苦笑)。「目立たない矯正を希望している」と告げたにもかかわらず、一番に勧められた装置がセラミックブラケットなのも、私にとっては「えー、やっぱりこれが精一杯なの?」という感じで期待外れでした。

(後編へ続く・・・)

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第1回 まずはご挨拶 「歯並びコンプレックス歴は20年以上!」

齢(よわい)、32歳にして歯列矯正を始めることになりました“ビビ”と申します。
永久歯が生えた頃からずっと上下の前歯が出ていることがコンプレックスでしたが、なかなか矯正治療を受ける決心がつきませんでした。

第1回目は自己紹介代わりに今日に至るまでの紆余曲折をお披露目したいと思います。



■□■小学生時代■□■

 
矯正器具をからかわれることが「出っ歯~」と言われるよりも嫌で親の勧めを徹底的に拒否。結局、強引に連れて行かれ治療を開始するも、先生の言う事を全く聞かなかった(治療を遅らせていたんです)ため、折り合いが悪くなる。やがて父親の転勤により治療を断念することに。



■□■中学生時代■□■


  いわゆる「思春期」で親に逆らう事がカッコ良いのだと激しく勘違い(かろうじてヤンキーにはならず)。メイクやファッションに興味を持ち始めたこともあり、矯正器具を装着することは「死」を意味していた(アホらし)



■□■高校生時代■□■


「取りあえず下の歯だけでもしなさい」という親の長年の説得に根負けし、ついに3年生の時に一般歯科で下の歯のみを矯正。治療方法は飛び出ている左前歯を一本抜き、隙間を矯正器具で埋めていくというやり方。期間は抜歯も含めて半年という驚異的なスピードで終了するも、リテーナーなどのアフターケアが全くなかったため、やがてガタガタに。



■□■ 20
代前半 ■□■


 相変わらず歯並びにコンプレックスを抱いていたが、矯正することで恋人にフラれてしまうのでは? という不安にかられたことと、海外旅行が趣味だったため矯正に充てる金銭的余裕がなく治療を断念。ただ、海外旅行先の香港とシンガポールで、


「歯が出ているから、日本人でしょ」

と現地人に言われ相当なショックを受ける・・・。



■□■ 20
代後半 ■□■


 結婚。「さぁ、今度こそ矯正するぞー」と拳を上げ「スマイルゲット」に登録したところで妊娠発覚。出産後は怒濤の育児戦争に突入し、普段の歯磨きさえまともに出来ない日々。


「歯列矯正?
 え、誰がすんの?」

という感じ。

■□■ そして現在 ■□■


気がつけば娘も3歳半。ちょっとは余裕を感じられるようになってきた2007年3月某日、ふと鏡を見て驚いた。


「前より歯が出ている気がする!」

再び歯列矯正について情報収集。人にもよるが、疲労蓄積や加齢により歯並びが悪くなる場合があることを知る。幾つかの医院で無料カウンセリングを受け、最終的
に「スマイルゲット」で紹介していただいた医院で矯正治療を始める。

■□■ ■□■ ■□■

改めて振返ってみると、しょーもない理由で紆余曲折し、20年以上も歯並びコンプレックスと付合ってしまいました。25歳を過ぎた辺りからは「親に言われた時に(=親のお金で)やっておけばよかった」と幾度も悔やみました。でも、矯正治療を始めた今はこう思っています。「私にはそれだけの時間が必要だったのかも」と。何故なら、矯正治療に対する不安感を「結婚・育児」がきれいさっぱり払拭してくれたからです。結婚前から「そんなに気になるならやった方がいいよ」と理解を示してくれた夫。約2年という治療期間が「あっという間」だということを教えてくれた育児。


これから私が体験し、お披露目していく矯正治療はあくまでも個人的な見解ですが、少しでも矯正治療を意識されている方々のお役に立てれば幸いです。
様々な事情や疑問などで矯正治療を受ける事を躊躇している方は大勢いらっしゃると思いますが、「今だ!」と思うタイミングは必ず訪れるはずです。皆様にその時期がなるべく早く訪れますように。

それでは約2年ほどのお付合いとなりますが、どうぞ宜しくお願いします。

次回は「無料カウンセリング→医院決定」までのエピソードをお送りします。どうぞお楽しみに!

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